Octobre Rose に合わせ、Ritz Paris Le Comptoir は3年連続で団体 Tout le monde contre le cancer への支援を続ける。季節的な広報企画にとどまらない取り組みは今年、シェフ Joris Theysset が同店を率いるようになって初めて、自ら手がける菓子という形を得た。
その新作は Madeleine Rose & Hibiscus。メゾンによれば、繊細でありながら豊かな味わいを持つ。ハイビスカスが自然な淡いピンク色を与え、中心の柔らかなローズとハイビスカスのキャラメルから花の香りと酸味が広がる。乾燥したバラの花びらが姿を仕上げる。1個5ユーロ、5個入り箱は30ユーロで、利益はすべて同団体に寄付される。団体はフランスの180を超える病院で、がん患者、その家族や近しい人々、医療従事者の日常をより良くする活動を行っている。
もう一つの季節の新作は慈善活動ではなく、メゾンの菓子のレパートリーを掘り下げる仕事から生まれた。シェフは夏のフルーツタルトの創作を自然に引き継ぐ、新たな Tarte Tatin を考案。甘い生地の土台に、繊細なキャラメルでゆっくり火を入れた薄切りリンゴを円盤状に重ね、中心にはなめらかなキャラメルクリームを忍ばせる。わずかな酸味のあるクリームが全体を整える。
「秋に向けて、夏のフルーツタルトで取り組んだことをさらに進めたいと思いました。特に生地の形は、私たちの Maison を象徴するアーチを思わせます」と Joris Theysset は語る。「この季節には、より豊かな甘美さも求められます。Ritz Paris Le Comptoir 初の Tarte Tatin は、それを表現するよい機会でした」。Ritz のアーチという建築的な形と、形式の確立した Tarte Tatin を対話させる発想は、メゾンが季節の菓子を視覚的アイデンティティの延長として捉えていることを物語る。
両商品は2026年10月1日木曜日から11月18日水曜日まで、パリの rue Cambon と rue de Sèvres にある Ritz Paris Le Comptoir の2店舗で販売される。メゾンのウェブサイトから Click & Collect と配達も利用できる。
明確な連帯の意思と菓子づくりの様式的な試み。その二つを兼ねる新作は、Ritz のような伝統ある存在が、独自の語彙を失うことなく季節を表現できると示している。







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