クリーンビューティーのメゾンILIAが、Overglazeシリーズに2色、GalleryとMotifを加える。訴求点は色ではなく質感である。陶磁器の艶やかなラッカー仕上げを明確に参照し、唇に応用している。
別の職人技から借りた質感
31ユーロで販売されるOverglaze保湿グロスは、ジェル状のテクスチャーで、細かいシワに入り込むことなく、メイク落とし後に唇に跡を残すこともなく、なめらかに広がる。メゾンが選んだ参照、すなわち陶磁器の艶やかなラッカー仕上げは、メイクアップの語彙をテーブルウェアの語彙へとずらすものであり、粉っぽいマットさも、べたつく膜もない艶のある仕上がりを指し示す一つの方法である。
二つの成分、二つの機能
処方は、唇に栄養を与えふっくらとさせる植物由来の保湿成分であるフェヌグリーク種子エキスに、輪郭とボリュームのための有効成分として紹介されるバイオ由来の海藻エキスを組み合わせている。クリーンビューティー分野に位置づけられるILIAは、こうして秋の2色、GalleryとMotifを提示し、9月1日からiliabeauty.comで販売される。
古典的な化粧品の語彙ではなく、陶磁器の工芸から明確に借りた質感を選ぶことは、より広い潮流を映している。業界の外、素材と所作のなかに参照を求め、輝きの約束があふれたグロス市場から抜け出そうとするクリーンビューティーブランドの潮流である。
詳細
Overglaze Hydrating Gloss — Gallery、Motif(2色)— 31ユーロ
有効成分:フェヌグリーク種子エキス、バイオ由来の海藻エキス
2026年9月1日よりiliabeauty.comにて発売
この陶磁器への参照がマーケティング上の論拠にとどまるのか、それともILIAにおいて、他の素材の職人技から借りた質感へのより踏み込んだ探究を告げるものなのかは、今後を見る必要がある。








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